They’re Trying To Kill Us

THEY’RE TRYING TO KILL US(2021)
監督 キーガン・クーン、ジョン・ルイス
制作総指揮 クリス・ポール、ビリー・アイリッシュ

ビリー・アイリッシュの言葉…
https://www.ellegirl.jp/celeb/a103849/c-billie-eilish-slams-all-lives-matter-20-0601/

食を操作することによる暴力…
貧困、人種差別、健康被害、環境汚染…
すべてが詰まっている…
すべてが繋がっているというべきか…

「彼らが私たちを殺そうとしている」…
彼らとは権力者のことだろう…白人、大企業、アメリカ政府…
私たちとは主に黒人や先住民のことだ…
そこには弱者から搾り取る構図がある…

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HOCKNEY

HOCKNEY(2014)
監督 パトリック・デュバル

写真は「ありのまま」を凍った瞬間として切り取る…
それは動かし難いものの抽出かもしれない…
科学の法則のようなものだ…

だからホックニーはキャンバスに幻想を持ち込む…
だから写真の断片を繋ぐ…
科学が示すものとは異なるリアルな世界だ…

ホックニーは明るいところへ導いてくれる…
初期はそうではなかったが、少しづつ何かを振り切ったのかもしれない…
強いメッセージがあるわけでもなく、鋭利な攻撃性があるわけでもない…
素材も決して特別なものではなく、身近なものを描いている…
複雑さや重さはなく、淡くソフトなタッチだ…
そういうとこに心地よさを感じる…

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El Pepe

■ El Pepe, una vida suprema(2018)
監督 エミール・クストリッツァ

■ ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ(2020)
監督 田部井 一真

一市民と本気で口論するシーンがある…クストリッツァは等身大のホセ・ムヒカを撮ろうとしていた…対して田部井監督の方は監督の思いが伝わる内容になっている…日本との意外な接点も知ることができた…日本でのスピーチでは奥さんの反応見て泣いてしまった…あと日本版のプロデューサーは大島渚さんの御子息である大島新さんだ…

▶︎有名なスピーチより…

「我々は発展するために生まれてきたのではない…幸せになるために地球に生まれてきたのだ…」

「貧乏とは少ししかもっていないことではなく、もっともっとと欲しがることである…」

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Up the Hill Backwards

Up the Hill Backwards(1981)
DAVID BOWIE

世の中は強者の論理で動いている…
そうでなくてはならない…
ホロコーストは断罪されても原爆投下の戦犯は問われない…
何人殺そうが毛沢東は今でも英雄…
支援や再分配は弱者を弱者のままにする…
菜食者が病気になれば菜食のせいと勘繰られ…
カラスやシロアリやゴキブリはいつも悪者…

聖書が売れた時代からハウツー本が売れる時代へ…
生き抜くためのハウツー本…
成功するためのハウツー本…
希薄な方へ誘導するもの…
欠かせないビルゲイツの賛辞…

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牯嶺街少年殺人事件

牯嶺街少年殺人事件(1991)
監督 楊德昌(エドワード・ヤン)

教育と暴力…愛情と殺意…プレスリーと短刀…日本統治時代の遺産と、共産党の脅威と、アメリカ文化と…すべての敷居が消えた混乱の時代…台湾は1947年から1987年まで戒厳令下にあった…この映画は1961年に実際にあった事件がベースになっている…作中で主人公の父親(実父でもあるらしい)が激しい尋問を受けるのは当時の白色テロと呼ばれるものだろう…今は随分変わったように見えるが、微妙な立ち位置であることに変わりはない…最近の中国共産党の動きを見るなら寧ろ不安定な状況なのかもしれない…本当の友は誰なのか…誰が守ってくれるのか…何が自由で何が正義で何が悪なのか…

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HOWL

吠える その他の詩(1956)
著 アレン・ギンズバーグ
訳 柴田 元幸

理性、モラル、有用性、科学、常識、普通…はありのままを別の姿に書き換えてしまう…答えを示し従えようとする…それらにはそれらなりの役割があるしそれらに頼るしかないとしてもそれらに抵抗することでしか価値は生まれないのではないだろうか…価値とは結果とか成績では計れないものだ…モレクは恩恵と引き換えに犠牲を求める…ヒップスターたちは抵抗し悶え吠えた…

https://hitkeas.com/2021/07/20/matrix/
https://hitkeas.com/2021/02/20/life-2/

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Motel Chronicles

モーテル・クロニクルズ(1986)
著 サム・シェパード
訳 畑中 佳樹

ここの人々は
いつのまにか
彼らがそのふりをしている
人々になった
(p51)

前に読んだのはいつだったか…
覚えているフレーズは上記ぐらいで…
わりと引きずってる言葉だ…
この本の言葉だったことも忘れていた…

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GHOST OF CHANCE

ゴースト(1991)
著 W.バロウズ
訳 山形浩生

キツネザルは英語でレムール(LEMUR)と呼ばれている…
元々はローマ神話で「死者の霊」を意味する言葉だ…
マダガスカルなどの僅かな孤島に生息している…
手懐けることが難しく、排泄物には多くの病原体が潜んでいるらしい…

タイトルは「僅かな可能性」という意味の慣用句だ…
キツネザルが希少であることと、人類への望みを重ねているのかもしれない…
バロウズは自然や動物との対比の中でヒトの醜さを炙り出している…

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/1009/feature05/
https://kagakubar.com/mandala/mandala05.html
山形さんはどういうわけか「LEMUR」をキツネザルではなく、メガネザルと訳している…
物語はマダガスカルの歴史を意外と忠実になぞっている…

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