NICE AGE

NICE AGE(1980)
YELLOW MAGIC ORCHESTRA

自分の中の何かが欠ける思い…
それがどうにもつらい…

当時YMOはレコードじゃなくてカセットを買って聴いてた…売り場のガラスケースの中のカセットテープが一際輝いて見えた…アルバム「増殖」にはコントが入っててビックリしたな…

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بادماراخواهدبرد

風が吹くまま(1999)
監督 アッバス・キアロスタミ

クルド人が住むイランの小さな村…「桜桃の味」でぼんやりしていたものがここで鮮明になってくる…すべてのカットに力みがない…曲などの演出も一切ない…あるのは平和で慎ましい暮らしと美しい風景…そこには不便や貧困はない…この村に取材でやってきた主人公は、携帯が繋がりにくくいつも丘の上まで行って電話するわけだけど…

より良い世界を求めることも勿論理解するのだけど、必要なものはもうすでに手に入れているのかもしれない…より便利に、より優位に、もっと刺激を…そういう世界に住んでいる…

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Wunschloses Unglück 

幸せではないが、もういい(1972)
著 ペーター・ハントケ
訳 元吉 瑞枝

母マリアはオーストリアのケルンテン州で生まれた…東ベルリン時代を経て故郷へ戻り、51歳で死を選んだ…マリアは所謂一般人だが、生涯を終える頃すでにハントケはデビューしている…ヴェンダースとの出会いもこの頃だが前後はよく分からない…

ベルンハルトを引用して「…言葉で表現することはすべて、たとえ実際に起こったことについてであっても多かれ少なかれフィクションではないだろうか。…」と綴っている…

私とは波のようなもの…
媒体はあるが、私という実態はない…

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Kar

画像引用元

雪(2002)
著 オルハン・パムク
訳 和久井路子

舞台となるカルスはグルジェフ生誕の地…アルメニアやロシアの影響を強く受けている…クルド人居住区の最北端…今では辺境と呼んでいいのかもしれない…

東西が交差する場所とはいえ、国政の軸にはイスラムがあるのだろうと思って読み始めたのだけど、当時のトルコはその逆だということが次第に分かってくる…イスラムの教えが強いとはいえ、英雄とされるアタチュルクは国家を西欧化することを軸としていた…つまり国家、軍、警察の方が政教分離(世俗主義)を唱えるある意味無神論の側であり、ムスリムは国家から圧力を受ける存在だった(現在のトルコはエルドアン大統領の政策によって立場が再度逆転している)…

ハンチントンが指摘する相容れないものを見せられているようでもあり、グレーバーが指摘するように間の空間で民主主義が生まれる現場を見ているようでもあり…以下は小説内でイスラム過激派の中核とされる「紺青」(英訳ではBLUE)の言葉…

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THIS IS WATER

これは水です(2005)
著 デヴィッド・フォスター・ウォレス
訳 阿部 重夫

クルピチカはウォレスを愛読してるらしい…
そのウォレスのケニヨン大学でのスピーチ…

無神論なんてありえない…
唯一できる選択は何を崇拝するか…
初期設定とは違う思考法がある…

ウォレスはオートマティックという言葉を使う…
私の初期設定のことだ…
もしかしたら初期設定ではなく本質なのかもしれない…
私は常に私であろうとする…
繋がりに抗おうとする…

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ダーウィン事変

ダーウィン事変(2020- )
作画 うめざわ しゅん

連載中…4巻まで読んだ…デリケートな問題を扱っている…作者がヴィーガン寄りなのかはわからないし、この先どういう展開になるのかも分からない…とはいえおそらくだけど、作者の理解は自分に近い印象…

マンガ大賞を受賞しているんですね…チャーリーとルーシーは難しい理屈よりも自分の感じ方に従順だ…その辺注目だし、読者には彼らの感じ方や考え方を追って欲しい…特にチャーリーはどこにも属していない…これから難しくなるかもしれないけど…

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Godard

Jean-Luc Godard(1930-2022)
Jean-Paul Belmondo(1933-2021)
Anna Karina(1940-2019)
Anne Wiazemsky(1947-2017)

今はもう無いのだけど、テアトル西新という小さな映画館があった…ブニュエルやポランスキーもそこで観た…最初に観たのは「カルメンという名の女」…衝撃は忘れられない…その時から何かが大きく変わった…何かが壊れて、違う世界が広がった…BOWIEの「HEROES」を聴いたときのようだった…「カルメン…」は1984年の公開時、まだ高校生で、福岡で受験したその日に観に行った…どこで映画情報を得たのかハッキリした記憶はないけど、映画を観ることは決めてたような気がする…

好きな映画と聞かれて迷わないよう決めてる作品が二つある…自分にとって間違いない作品…ひとつはジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」もうひとつは「アワー・ミュージック」…

オルガと同じように天国へ…
NOTRE MUSIQUE…

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Octet

Octet/Eigth Lines(1979-1983)
STEVE REICH

フルートが入るとこは…
震える…

そのフルート…5拍子…
A1A2B1B2B1’…謎の構成が繰り返される
上記1と2の旋律は下図のような音の配置になる…
1■■■■_■■_■■■_■■__■_■_
2■■■_■■■_■_■■_■■_■_■_

万華鏡のような音世界…
反復と差異…差異と反復…
引き伸ばされた瞬間なのか…
凝縮された今なのか…

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