SPINOZA

スピノザの哲学は隅々まで仏教なのだと感じる…これほど酷似していれば違いよりも大筋の方に配慮すべきではないだろうか…共通する言葉や理屈を追いかける必要もないし、スピノザとか仏教とかも忘れて…

■ 汎神論/無神論

神とは、すなわち自然のこと…人の形をしてたり、この世を作った存在ではない…すべては一つ…別に神でもいいしそうでなくてもいい…世界、自然、宇宙、真理、実体…全部同じこと…ただ「世界」は「私」と対の言葉として馴染むし、「自然」は森や海を連想してしまう…使い分けるならとりあえず「実際」とか「一切」でもいい…

水は水として生じかつ滅する…
しかし実体としては生ずることも滅することもない…

仏教の言葉ではなくスピノザの言葉だ…
人も同じように実体として生まれることも消えることもない…

Continue reading “SPINOZA”

เรื่องรัก น้อยนิด มหาศาล

地球で最後のふたり(2003)
監督 ペンエーグ・ラッタナルアーン

本も役に立たないが、映画も役に立たない…
レースに参加するのも役に立たない…
ただ、救われるのだと思う…
旅に出て、何か新鮮なものを感じる…
つまらなかったものが、少し意味を持ち出す…

Continue reading “เรื่องรัก น้อยนิด มหาศาล”

Fanny och Alexander

ファニーとアレクサンデル(1982)
監督 イングマール・ベルイマン

アルマの寛容さはありなのか…
かと思えば主教の厳格さ…
よく観察すると、こういう?がいたるところに出てくる…

悪人がいるわけではない…
繋ぐものや引き裂くものがあるわけでもない
そういう役割を演じてしまうものがあるだけ…

Continue reading “Fanny och Alexander”

Venice

Venice(2004)
Fennesz

少々浮いた感じのノイズ…
まとまりに欠けたバランス…
最初そんな風にも聴こえるが次第に馴染んでくる…
そのうちクセになる…

偶然なのか計算なのか…
あまり作り込まずに、うまく拾えているというか…

自然の音をサンプリングしなくとも…
身近にあるノイズも自然音なのかな…とも思う…
加工とか意志とか、そういうベクトルに必ず寄り添っている何か…

Continue reading “Venice”

The Other Shore

般若心経(2018)
著 ティク・ナット・ハン
訳 馬籠久美子

哲学とは深い洞察によって編まれた概念による構築物…
言葉のルールの中にあるのだと思う…

仏教の拘りはあくまでも「実際」なので、あえて矛盾した話もあれば例え話も多い…
通常の理解を超えた話も多く「実際」は如何様にも語れてしまう…
しかし仏教は哲学が言いたいことを言葉にしているのかもしれない…
仏教は作品ではない…
教義であり実践…

仏教は理性を警戒している
とはいえ理性を超えて超合理的でもある

Continue reading “The Other Shore”

Psychedelic Afternoon

Psychedelic Afternoon(1994)
David Byrne + 坂本龍一


ZAPUNI は世界中の音楽アーティストと日本人アニメーターによる作品を通して東日本大震災で被災した子供たちを支援するプロジェクト…曲を購入すると寄付できる…Psychedelic Afternoon は3作品中のひとつ…このチャリティー曲は Byrne の単独名義…教授は作曲でのクレジット…あえて波を描いてる…ギター弾きのお祖父ちゃんはヒッピー…

Continue reading “Psychedelic Afternoon”

riot in lagos

riot in lagos(1980)
坂本 龍一

アディーチェが住むラゴス…
調べるとリリース当時のラゴスはやはり混乱状態だったようで…
今でも経済・文化の中心でありながら治安は最悪だとか…

フェラ・クティの影響があるらしいのだけど、分からないのが悔しい…
同年リリースの Remain in Light は何となく分かるのだけど…
いずれもワンコードは共通している…

一瞬にして空気が電荷を帯びる…
ライブではなくスタジオ録音で脳内に電子を飛ばしたい…

Continue reading “riot in lagos”

We Should All Be Feminists

男も女もみんなフェミニストでなきゃ(2017)
著 チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ
訳 くぼた のぞみ

フェミニズムの理想はフェミニズムが無くなることだろう…
それは可能だろうか…

理解と誤解は分かち難い…
差別と区別の線引きも曖昧だ…
すれ違いや隙間が作る力学・規範は欠かせない…

Continue reading “We Should All Be Feminists”

ひきこもれ

ひきこもれ – ひとりの時間をもつということ(2002)
著 吉本隆明

フーコーが歴史の中に見た「狂気」と同じだと思う…社会が「ひきこもり」を生み出す過程は、ひとりでいることへの恐怖や罪悪感と切り離せない…それは病的なものになり、克服すべきことになる…吉本氏はひきこもりをある意味賛美し、少なくとも弁護・後押ししている…

他者への伝達ではなく自分に通じる言葉…
その言葉はひきこもることで生まれる…
価値はそこでしか増殖しない…

Continue reading “ひきこもれ”