COSTELLO

THE LIVES OF ANIMALS
J. M. Coetzee
The Poets and the Animals

リルケは彪を描写することで、そこに自分の姿を見ているコステロが対置させるテッド・ヒューズの詩は残念ながら参照できていないが、コステロによるとヒューズは旧石器時代の猟師が見ていた目で動物(ここではジャガー)を見ているらしいラスコーの壁画を描いた彼らの眼のことだろうヒューズの詩はバタイユの言う「供儀」に近いものなのかもしれないヒューズは現代において失われたその原始性を賛美し、抽象的(西洋的)思考を否定する

Continue reading “COSTELLO”

COSTELLO

THE LIVES OF ANIMALS
J. M. Coetzee
The Philosophers and the Animals

コステロはクッツェーの分身なのだと思う
何かを欠いた分身何かに特化した分身
クッツェーはある意味ずるい

ノーマが言うようにコステロの話はまとまりに欠ける
しかしおそらくそれには理由がある
コステロは理性を警戒している

Continue reading “COSTELLO”

Cora Diamond

Animal Rights: Current Debates and New Directions
Cora Diamond
Eating Meat and Eating People

バタイユの動物性(或いは内在性)という概念に倣うと、動物同士が食べて食べられることはそこに優劣があるわけではなく死さえ悲しむことではない動物が殺されたり食べられたりすることが問題になるのは、人間との関係においてのみ人間だけは食べるものを選択している

Continue reading “Cora Diamond”

Speciesism

ピーターシンガーは動物の権利を主張する
その根拠となる客観的事実は存在するのだろうか
その権利は権利として機能するだろうか

自然権めんどくさい概念
生きるために殺す必要があれば殺すし食べる必要があれば食べる
必要なければ何もしない(ここが大事なのだが)…
それだけのこと

Continue reading “Speciesism”

Mind If I Order the Cheeseburger?

菜食への疑問に答える13章
著 シェリー・F・コーブ
訳 井上 太一

◼️Q13 – 完璧な菜食人にはなれないんだから、こだわらなくてもいいんじゃない?

この章も自分の率直な思いを…

肉食者は一部を取り上げて全否定に結びつける傾向がある(自分もそうだった
逆にヴィーガンも完全を求める傾向があるのだけど

Continue reading “Mind If I Order the Cheeseburger?”

13 Questions

◼️Q11 – 「人道的」に育てられた動物ならどう?

確かに死までの時間だけを切り取って考えれば許されるかのように思えてくる
死んだ後は痛みも苦しみも無いのだし

もし家族同様に育てて、問題にならない量の僅かな乳や卵をいただくだけならいい
もちろん寿命まで一生面倒を見るペットと同じ

「マトリックス」でネオは最初培養液の中で生きていた
コンピューターが作り出す仮想世界で何の問題もなく生きていた
しかし生命エネルギーが枯れたら捨てられていたのだろう
人道的に育てられる動物と似てないだろうか

Continue reading “13 Questions”

13 Questions

◼️Q9 – 神さまは人間を他の動物よりも上に置いてくれたのでは?

著者はユダヤ教徒であることから、旧約聖書を通じて矛盾がないか検証している
著者は矛盾していないと言うが、正直その説明はやや苦しいように感じる

ユダヤルーツの聖典にアウストラロピテクスが私たちの先祖だという記述があるわけでは勿論ない
人類とは神が創造したものであって、最初の人類はアダムとエバということになっている
それはそれとしても、例えば地動説の提唱は迫害の対象になった

Continue reading “13 Questions”

13 Questions

◼️Q6 – どうせ動物はもう死んでいるでしょ?

著者の主張をまとめるなら以下のようになる
屠殺や解体の現場を見ることはまず無い
乳や卵の生産背景を知る機会も無いに等しい
暴力はヴェールに包まれて売り場に並び食卓に上る
私たちは動物への暴力に対し鈍感になり、知ろうともしなくなる

Continue reading “13 Questions”

13 Questions

◼️Q5 – チーズバーガー、注文してもいいかな?

以下は自分の考えをダラダラ書いたもの
著者の考えもそう遠くはないはず

肉食者との接し方がこの章のテーマ
菜食者(特に倫理的菜食者以下この意味で)は肉食者が変わることを希望している
積極的に外へアクションを起こす人もいるが、ひたすら個人的実践だけに徹する人もいる
この章で扱っているのは、菜食者の行為の中でも、避けられない身近な人との接し方になる
日常の中で価値観が衝突するケースはほとんどないが、稀に難しいシーンが訪れる
他者の行為を見逃すのか
自分の考えを貫かないのか
この章は肉食者への返答ではなく、菜食者への返答という意味合いが強い

Continue reading “13 Questions”

13 Questions

◼️Q4 – お乳や卵はいいんじゃない?

卵や乳は生殖分泌物であり、雌だけがこれを生成するほぼ同数産まれてくる雄は繁殖に必要な少数以外は業者にとって不要であり最終的には殺処分される卵用鶏の雄は雌雄鑑別士によって産まれてすぐに選別され、生きて意識があるまま肉挽き機やゴミ袋、あるいはガス室に放り込まれる卵用種の雄ひよこ、乳用種の雄子牛は、卵消費や乳消費の避けられない犠牲者である残った雌もその能力の限りを搾り取られたのちに屠殺または廃棄される

卵や乳の生産は殺害と無縁ではない

Continue reading “13 Questions”