風が吹くまま(1999)
監督 アッバス・キアロスタミ
クルド人が住むイランの小さな村…「桜桃の味」でぼんやりしていたものがここで鮮明になってくる…すべてのカットに力みがない…曲などの演出も一切ない…あるのは平和で慎ましい暮らしと美しい風景…そこには不便や貧困はない…この村に取材でやってきた主人公は、携帯が繋がりにくくいつも丘の上まで行って電話するわけだけど…
より良い世界を求めることも勿論理解するのだけど、必要なものはもうすでに手に入れているのかもしれない…より便利に、より優位に、もっと刺激を…そういう世界に住んでいる…