いのちの種を抱きしめて

いのちの種を抱きしめて(2014)
出演 ヴァンダナ・シヴァ、辻 信一、サティシュ・クマール

反グローバリズムや脱成長という言葉をよく目にするようになった…それらは地球上のあちこちで実際に見られる現象でもある…この動きは決して一過性のものではないのだろう…サパティスタにしろ、ナヴダーニャにしろ基本的な考えは同じなのではないだろうか…グローバリズムによって世界はお金で繋がった…国境を越えて大企業が利を得る社会となってしまった…

ヴァンダナ・シヴァはガンディー思想の後継者でもある…コモンズ、ローカリゼーション、アース・デモクラシー…ひとまわりしてまたガンディーに戻ってきた…

https://hitkeas.com/2017/12/01/ガンジーの危険な平和憲法案/

タネに纏わる問題点は様々だが、個別に取り上げるなら大きな問題としては見えてこない…例えば真っ先に取り上げられるのがF1種だと思うが、幾つかある方法のうち雄性不稔を使った採種が問題となっている…しかし注視すべき要素ではあるが今のところ信頼できる問題報告はない…タネの売買に関しても、水も含めて自然のものが売買されることへの違和感は感じるが、石油や石炭だけではなく土地にも値段はついている…すべての食用植物のタネが売られているわけでもない…特許に関しても労力に見合ったものと考えるなら適切なものだろう…(オーガニックではなく自然農法を推奨する人もいるが、拘りの域を出るものではないように思われる…)

しかし大企業によるGMO(遺伝子組換え)と特許の獲得そして商品の独占は、インドで27万人を自殺へ追い込んだ…大企業は取引をする…目の前の恩恵と引き換えに主従関係を築く…企業も戦いだが、その社会は地球を蝕む構造になっている…安全性は軽視され、同時に地球はリミットへと近づく…技術や所有は本質的な部分に問題があるように思える…それらとどう付き合えばいいのか…未開とされる少数部族の暮らしや動物の営みが地球を犠牲にすることはない…私たちの行動といったい何が違うのだろうか…

仏教的な態度…
あるいは野生の思考…