Arendt

Interview

「何が残った? 母語が残った」『アーレント政治思想集成』収録
ギュンター・ガウスによるTVインタビュー
アレントの思考の変遷が語られている
中山元氏によると4つの重要な問いの提示があるという

▪️国民のナチスへの支持?
アレントは国外への逃亡/亡命の理由を、ナチスの政権獲得ではなく、友人たちのナチス支持にあるとしている…なぜ一夜にしてそれまでの道徳心を捨て、本気でヒトラーを信奉するようになったのか…
ナチスは均制化(グライヒシャルトゥング)と呼ばれる政策を掲げていた…中央政権への権力集中化…
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Foucault

『性の歴史』ほか講義集成
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1『知への意志』

ヴィクトリア朝時代、正当な性とは夫婦間の性であり、それ以外の性は抑圧されていると思われた…果たしてそうか…
16世紀以降、キリスト教においては欲望すら戒めるべきものとされ、告解での告白が強要されていた…17世紀に入り、性の告白は教会から権力を行使する場(家族、学校、病院…)へと広がり、自然と家族友人隣人はお互い監視し合うようになる
性の知識と関心は子供達をも巻き込み自慰や性倒錯の発見と抑圧へと導かれる
様々な性のあり方がコード化(分類)され、生殖とは異なる性倒錯が区別され、矯正されるべきものとして認知されるようになる
性に対する言説は抑圧されていたわけではなく、むしろ扇動され管理されていた…
権力によって隠されるものを暴く快楽、逆にくぐり抜ける快楽…
そこには社会全体としての必然性もあった
性の問題は優秀な種の保存と結びつく
また、国力に結びつく出生率にも関係してくる
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Foucault

知のあり方は社会のあり方
社会のあり方は権力のあり方
権力を問うことは知を問うこと

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『監獄の誕生』

歴史を振り返ると、例えばローマのコロッセオでは公開処刑が娯楽となっていた…ルイ15世暗殺未遂のダミアンもノートルダム教会前で公開処刑になっている
公開処刑は権力側の見せしめだろうが、観客や見物人が大勢いるという事実は現代の感覚では計り知れないものがある
19世紀に入りフランスで公開処刑が無くなる
変わって「監獄」が誕生する……なぜか
公開処刑という行き過ぎた行為に対する妨害や、同情からか死刑囚を聖人扱いする事態となり、もはや見せしめが意味を失ってしまう……
さらに以前より多発、多様化する犯罪に対し、処罰するだけではなく教育する必要性が生じる……「見せしめ」から「教育」へ
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Foucault

歴史は視点によって違う顔を見せる
しかし例えばルネサンス期の当時の視点で当時の世界を見ることはできないと考えていいだろう
フーコーは文献から当時の知(認識)を読もうとした
その解読は現在の読み替えをも要求する……なにか進化論か地動説

分割できない世界から「それ」を浮かび上がらせるとき「それ以外」も同時に明確になる
「以外のもの」を作ることで「それ」を成立させている
人間の認識能力に関わることでもあるけど
どこで線引きするかは時代や社会の要請であることも…
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Φιλοσοφία

構造主義(レヴィ=ストロース)

▶︎冷たい社会 未開社会 古くから変わらない生活を維持している社会
▶︎熱い社会 文明社会 発展と変化を繰り返す社会
▶︎野生の思考 いかなる社会に於いても人間に共通の思考
▶︎栽培された思考 科学的思考のこと
サルトルはマルクス主義者だ
マルクス主義にはストーリーがある
文明社会は歴史を経て共産主義へと至る…そのための改革は避けられない
その他の選択はありえない…
レヴィ=ストロースはそんなサルトルにNOを突きつけた
「熱い社会」に劣ることのない「冷たい社会」の提示
ムヒカ前大統領の言葉も合わせて考えるとわかりやすい気がする
少なくとも「熱い社会」が優れていると言えないことは分かる
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Φιλοσοφία

■ 記号学(ソシュール)

ソシュールはきっと静かな人だったんじゃないか…
ラングの専制に対し「言語学で成し得ることの虚しさ」を感じていた…
著作は一冊も無い…講義や本人のメモをまとめたものだけだ

▶︎ラング 共有する言語の規則体系 言語の社会的側面
▶︎パロール 個人の実際に使う言葉 言語の個人的側面
ラングはパロールによって変化(進化)する
パロールはラングにって制限される
基本構造をドゥルーズ的に考えれば…
ラングは潜在的で、表出されたものがパロールだろう
別の側面をバルト風に言えば…
ラングの専制に対するパロールの破壊…だろうか…
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Φιλοσοφία

■ 実存主義(ハイデガー)

哲学の主要な分野として「認識論」と「存在論」がある
現象学は認識論であり、実存主義は存在論
あらゆる存在は「本質」を有して「実存」していると言える
▶︎本質…理由・目的・根拠(普遍的・必然的) *動物の本能も含む
▶︎実存…現実の存在(個別的・偶然的) *これが一般的な「実存」
仮に「神」のような客観的視点は省いて考えてみよう
要するに「或る人」にとって「それ」がどういう存在になるのか…
例えばスプーンは明らかに道具としてつくられたことがハッキリしている
つまり【本質>実存】となる
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Deleuze

<器官なき身体>

「壊れた本能」とは岸田秀氏の言葉だが、ほんとの意味は知らない…
しっくりくるので勝手に使ってる…

人間は非有機的な傾向を持っている
人間はどうすれば生きていけるのか知らない
必要なことも必要な分量も分からない
法や倫理や常識や普通などがなくては集団も維持できない
しかしこの傾向は道具や言葉の発明に繋がっているのかもしれない
そして動物や植物の世界とは別次元のスピードを持つ歴史を形成した…
その歴史がいいのか悪いのかはまた別の話として…
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