NISHIMERA

第7回西米良スカイトレイル – 38km(DNF)

とりあえず最終エイドまで進むことができた…スイーパーと一緒に進むことになり、エイドのスタッフも遅くまで付き合わせてしまったが、今回の走りには満足している…過去2回市房山を時間内に越えられずバスでゴールまで帰ってきた…どうしても先に進みたかった…5年かけて少し前進…最終エイド1時間オーバーだったけど…

レースは作品のようなものだそれぞれの想いで綴っているのだと思う…トレイルは自然を舞台にしている…これ以上の舞台はない…良い絵が描けたのだと思う

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COURIR

何のために走るのか…
「何のために」から解放されたいから…

何が楽しいのか…
身体が喜ぶから…

身体とは何だろう…
それは「私」ではない…
自然と不可分のもの…

ランニングは「私」の麻痺だ…
「私」の緩和が身体を癒す…

心と身体という対比ではなく…
精神と肉体という対比でもない…
心、精神とは、身体のひとつの在り方ではないだろうか…

「私」と身体という対比が馴染む…
「私」との対話ではない…
「私」と向き合っているのでもない…
「私」を消そうとしている…

負荷が必要なのだろう…
「私」を壊すために…

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IMUTAIKE

iPhoneのSTRAVAが勝手に止まるのでSiriに再開するよう指示したらBEATLESのNorwegian Woodが流れて笑った…何繋がりなのか…

トレーニングで一周だけ走ってみた…レース時のようにテープがあるわけではないので、APPLEWATCHにナビアプリを入れてスタート…精度も高く安心して走れた…使ったアプリは「WorkOutDoors」…クラウンで拡大縮小もサクサクできて見やすい…アプリ使用で30時間ぐらい使えれば最高なのだけど…

自分の実力だと1周1時間半…2周3時間が精一杯かな…レースだと3周4時間半が制限時間だけどそれは限界超えそう…とにかく練習にはいいコース…西米良に向けて2周3時間を何回かトライしてみたい…腰痛次第だけど…

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MIZUKAMI

第6回 MIZUKAMI MOUNTAIN PARTY – 39km

トレイルの魅力が詰まったコース…民家を通ったり、テクニカルな下りを楽しむポイントもある…しかし昨夜は一睡もできなかった…ブロックもいつも通り打ってしまった…なぜ同じ過ちを繰り返すのか…仕方ないので、100マイルレースの終盤でも走るかのような(つまり過酷だけどゴール間近という)設定でスタート地点へ…ところが予想に反して今日の走りは良かった…なぜか眠らなくても走れてしまう…足の方も割と作れていたようだ…

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VIRTUAL

子供は柵の中で生まれ…
柵の中の生き方を教わる…

働くことも食べることも…
動物たちのそれと重なっている…
しかし柵の中は意味が支配している…

人は大むかし群れで暮らしていた…
生まれた子供はみんなで育てた…
「家族」とは現代人が作った意味だ…
いまの人は意味に縛られている…

歳をとると…
意味が少しずつ消えていく…
うまく生きていけない…

とにかく意味を求めていた…
いまは意味から解放されたい
積み上げるのではなく、捨てる作業…

知性は意味を求める…
答えではない…

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KIRISHIMA

第11回 霧島・えびの高原エクストリームトレイル – 65.5km(DNF)

昨年同様、最終エイドでリタイヤを決めた…今回は頚椎症(頭痛、吐き気)と腰痛に耐えられなかった…ちょうど1週間前に熱中症らしき症状が出てだるかったのでそっちを疑ったのだけど、レース後の首周りの症状からしておそらく頚椎症の方だろう…腰痛の方は今年に入って一番良い状態だった…いちおう予防でブロック注射してもらったのだけど、注射そのものの痛みが着地の際に響いた…想定外の痛み…いままでは元々の痛みで分かりにくかったのかも…

完走は大会の醍醐味だ…ただ自分がトレイルランに求めているものは違う…完走は最高の特典であり最高のオプションなのだろう…山を気持ちよく走り、程よく負荷を感じたい…そういう要素が大会にもある限りは参加したい…自分で近所の山に行けばいいのかもしれない…しかし走りたい山はそう見つかるものではない…動物や虫の襲来も怖いし、道に迷うリスクもあるし、不法侵入はしたくないし、そもそもいろんな山(或いは知らない山)を走ってみたい…だから大会に出場するのが安全で手っ取り早い…走る契機にもなるし、モチベーション維持のためにもいい…

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WEAKNESS

弱さは決して悪ではない…

そもそも地球上で一番の邪魔者は人類だろう…
人社会に馴染むことが何を意味するのか…

人と家畜の異常発生…
森は焼かれ、山は削られ…
地表は縦横に固められ、硬い構築物が乱立する…
スマホを手放せない…
ミサイルを手放せない…

人社会は強者の論理で動いている…
そうでない社会は衰退する…
恩恵のために犠牲に目を瞑る…
ゴミ、貧困、差別、動物の犠牲…人社会の排泄物…

教育はそういう社会への適応を促す…
ライオンが狩りを教えることとは何かが違う…

一方で、私たちに他の道があるわけではない…
だから教えなくてはならない…
何を…

私たちは答えのない世界に生きている…
そして常に加害者として生きている…
そういう側面を教えているだろうか…

戦争をしなくなったら賢くなったのだろうか…
環境破壊、自殺、ハラスメント…
相変わらず同じことが繰り返されている…
いま、この意識の中で…

より便利に…
より優位に…
より刺激を…
その中に隠れている…

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KAGAMIZU

第10回 宮崎鏡洲の森トレイル – 26km

昨年はレース中に体調を崩して苦しんだ…今回はレース前に腰痛が悪化…いつものブロック注射がどこまで効くか…腰の違和感はレース前からハッキリあった…距離が短いだけに悪化する前にゴールに滑り込みたかった…予想通りスタート直後から若干の痛みあり…急がず自分のリズムで走ることに集中した…結果は苦しんだ昨年より17分早くゴール…痛さより走る気持ちよさが勝ったようだ…昨年はレース後、頭痛と吐き気ですぐに運転できなかったが今回は無事だった…

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Jim Walmsley

画像引用元

ウォームスリーは菜食者だ…
工場式畜産に賛同できないらしい…
肉を食べなくてもパフォーマンスに影響はない…
むしろいいことしかない…
Trailrunner

UTMBで同じく菜食者のキリアンとトップを争った…
50マイルの世界記録も持っている…
長髪とバネを使ったフォームが印象的だ…

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ABOVE THE CLOUDS

雲の上へ(2018)
著 キリアン・ジョルネ
訳 岩崎 晋也

なぜ山に登るのか…
なぜ山を走るのか…

球磨川を走るだいぶ前に読み始めた…
しばらくトレーニングとか準備で本と向き合うことができずにいた…
読み終えたのはレースの一週間後…
天と地ほどの差があるとはいえ、接点は少なくない…

以下キリアンの言葉…

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