NISHIMERA

第9回 西米良スカイトレイル – 40.5km(DNF)

なぜ走るかといえば、楽しいからだ…身体が喜ぶからだ…もちろん苦しさも伴う…そう言う意味では荒療治なのだろう…何かを取り戻すための治療…そういったコアの要素はどんな走りの中でも生きている…ただそれは状況によって隠れてしまうことがある…たとえばレース…レースは手放そうとしているものに再び近づく一面を持っている…曲作りで考えるなら、曲を作る喜びは世間の評価を必要としない…それがコアな部分だ…それでも曲が世間との繋がりを持つことで何かが受け継がれるのだろう…レースにも交差するものがある…速い人、遅い人…集中してる顔、苦しい顔…何気なく交わされる言葉…
https://tashkie.com/2023/10/12/talk/
https://tashkie.com/2021/01/04/ひきこもれ/

ここしばらく頚椎症が悪化していた…行けるところまでというラクな気持ちで参加した…結果は理想に程遠いのだけど、山を越えて関門8分オーバーは評価していいと思う…数週間前から手足の痺れや感覚の麻痺を強く感じていた…足の動きに自分の意識とのズレもあった…今までも悪い周期に入ることはあったのだけど、今回は一向に症状が引かない…もう少し様子を見るが、手術は避けられないのかもしれない(いつ、どこで、いくらでやるのか)…頚椎症は走りが不安定になるだけじゃなく、頭痛や吐き気を誘発する…今朝も起きてすぐ吐いた(吐くものはなかったけど)…1週間前は練習後全身が痙攣して死ぬかと思ったが、頚椎症との関連があるのではないだろうか…それでも昨年や一昨年に近いタイムで進めたのにはいくつか理由があるように思える…

まず前日寝れたこと…7時間ぐらい寝たはずだ(いつもは一睡もできないか寝れても数時間だ)…これは頚椎症によるもの…怪我の功名…日中も眠いのだけど、夜はそのまま寝れる…おまけに前泊したので、レオに起こされることもなかった…

Mag-on顆粒、ガスター10、MAGMAアスリートバーリィ、Phitenチタンバンも良かったと思う…多少攣ったのだけど、もっと攣ってもおかしくなかった…頭痛も最小限で、結局吐き気で苦しむことはなかった…

腰の状態がいい…なぜか首が悪いと腰が良くて、首が良いと腰が悪い…腰が痛いと足の進みにも影響するし、気持ちが滅入って集中もできない…難路で腰を曲げなくてはならないときもラクだった…

レースを終えても、意外にもまだ足は動く気がしたし、意識が普段よりはっきりして発声もよく呂律も回るかんじになっていた…頚椎症の症状をある程度緩和できていた…