MINAMIASO

第9回 南阿蘇カルデラトレイル – 50km(DNF)

参加者は、大会が終わるとそれぞれ何かしら反省なり評価なりするものだろう…限界ランナーである自分にとってこの時間は特別な意味を持っている…自分の体力や気力を計る時間でもあり、大会参加の資格を問う時間でもあり、社会における自分の立ち位置を考える時間でもあり、ときには生きる力を査定する時間でもある…いま思うことは、まだチャレンジしたいということ…しばらくは続けるのだろう…いつまで続くかは分からないが、もちろん色々視野には入れている…しかし何より、正直失いたくないのは、この考える時間ではないのかとも思えてくる…

稜線に積もった雪と、氷点下を示す霜で、コースは白く薄化粧していた…登り下りが断続的に続くコースだったけど、総じて走れるコースで、ランナーからすると、これ以上ない楽しめる条件だったと思う…土表面に散在する霜柱が印象的だった…

厳しい関門設定の大会だった…想定した結果に終わったのだけど、足の裏と腰が痛かった…いつもの事とはいえ、そろそろどうにかしたい…腰痛は走る気力を削ぐし、まず練習ができない…速く走ったり、長く走ったり、そういう負荷がかけられない…十分な練習ができなくても、その中でできることを意識してやってはいるのだけど、少し消化不良感が残るのは否めない…

伝えられていた駒返峠からの下りの厳しさは意外に大したことはなかった…どちらかというと、断続的な登り下りを急いで進まないといけないので、それが地味に応えた…練習でもう少し走る量を増やすべきなのだろうけど、腰がなぁ…

前日の睡眠はおそらく1時間未満…前回眠れたので今回もと思ってたのだけど眠れず苦しんだ…起床予定時間前に滑り込みで30分ほど寝れたことで少し救われた…

水はエイドで飲むぐらいで走行中は忘れてた…ジェルは一個消化しただけで、走行中のCLIF BARのブロックのみだったけど特に問題なかったかんじ…

寒さ対策はいつもの冬仕様の外に一枚薄いシェルを重ねただけ…途中脱ぐつもりだったけど自分のスピードなら暑くもならず汗冷えもなく丁度よかった…

ロード率が低いのはよかったのだけど、なかなか進まない…特に駒返峠が遠かった…駒返峠は下る途中でいきなり現れる…ここも峠と呼ぶのか?というかんじだった…そこから急な下りに入るのだけど…