Les beaux jours d’Aranjuez

アランフエスの麗しき日々(2016)
監督 ヴィム・ヴェンダース
脚本 ペーター・ハントケ

L.アンダーソンとの日々を連想させる歌詞で幕を開ける(出会いはずっとあとのことだけど…)…ひとりの書き手による二人芝居書き手が構想を練っていて、架空の二人にセリフを預けている二人なら何を話すだろうか細かい部分はどうでもいいのかぼんやりした話がダラダラ続く常に唐突で何かが足りない

ヴェンダースは「100%思いのままに撮れた」と言っている…
ハントケにとっても、ヴェンダースにとっても究極の独り言なのだと思う…
言葉、ルール…解く必要があった…

”放置された菜園で育った果物たち”
”樹形は小さくなり栽培種とは違う”
”でも明らかにその輝きは千倍に濃くなった”
”王宮のどんな果物とも違った”

”裸でいるのは奇妙だ”
”一人きりでも”

ロドリーゴの有名な第2楽章が過ぎったので、馴染みのある2作(マイルスとジム・ホール)を改めて聴いてみた…ジム・ホールのアランフェス以外も懐かしい…チェット・ベイカーのトランペットいいね…

CONCIERTO (1975)
Jim Hall
Paul Desmond
Chet Baker
Roland Hanna
Ron Carter
Steve Gadd