ペナルティキックを受けるゴールキーパーの不安(1970)
著 ペーター・ハントケ
訳 羽白 幸雄
物語は中心を持たず、枝葉だけが淡々と描かれ、繋がりを持たない断片がそのまま記憶となり経験となっていく…物語とはあとから興味関心でフィルタリングしたものなのだろう…
意味とは力であり歪みであり勘違いだ…
イビチャ・オシムが亡くなった…
ちょうどストイコビッチがセルビアを率いているときだった…
1972 映画「ゴールキーパーの不安」*ハントケ脚本
1975 映画「まわり道」*ハントケ脚本
1987 映画「ベルリン・天使の詩」*ハントケ脚本
1988-1991 ソ連崩壊(1989 ベルリンの壁崩壊)
1990 FIFA WCイタリア大会 *ユーゴ、ベスト8
1991-2001 ユーゴスラビア紛争(1992-1995 ボスニア紛争)
1995 映画「アンダーグラウンド」*ベオグラードが舞台
1999 NATOによるセルビア空爆
2004 映画「アワーミュージック」*サラエヴォが舞台
2019 ハントケ、ノーベル文学賞受賞
気難しく、敵も多い作家のようで…主に争点となるのはNATO空爆批判になるのかな…ただクストリッツァは理解を示してるし、アンゲロプロスも賛同していたようだ…ヴェンダースとの親交も続いている…
誰もが語る時代になった…様々な論が飛び交うようになると、道徳を盾に論調も厳しくなりがちだ…或いは無難なことだけを口にするようになる…何かが足りない気がする…歯痒い…
目を開けて見ること…
目を閉じて想像すること…
戦争において擁護できるものは何もないと思う…ただし現状を打開すべく尽くした人は相応の評価をすべきだろう…評価には冷静且つ寛容であることが要求される…侵略ではなく内戦鎮圧…過去にハントケはヒトラーとミロシェビッチは違うと言った…果たしてプーチンはどうなのか…ソ連とユーゴ…どこか重なる部分も感じる…
Wikipediaがこの程度でいいのだろうか…
150万人が犠牲になってるという資料もあるというのに…
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤセノヴァツ強制収容所
https://www.youtube.com/watch?v=mPnwhN3cFIQ
https://imidas.jp/humarerumono/?article_id=l-80-017-21-04-g706
http://www.shinyawatanabe.net/nationstate/thesis4j.htm
https://hitkeas.com/2018/10/02/underground/
https://hitkeas.com/2017/12/31/der-himmel-uber-berlin-1987-%e5%85%ac%e9%96%8b-1989-66-bowie/