LIFE

社会は有用性で動いている…
成功、達成、獲得、勝利…
つまり強者、勝者、富者の論理で動いている…
そうでない社会は衰退する…
すなわち、弱者、敗者、貧者は周辺の住人となる…
人は中心に正解を見るようになる…

有用性の世界とは、理性が作り出す世界だ…
道具が生まれ、所有が始まる…
その光景を自然の中に見ることはできない…
理性が作り出す異質な世界…
自然界に同種による同様の競争や弱肉強食はない…
生態ピラミッドの縦構造は異種間のつながりをあらわしている…

異質さは必ず何らかの歪みを生む…
暴力、ゴミ、病気、貧困…
それらを周辺に追いやりながら社会は生き抜こうとする…
それらは常に生産され、常に周辺に追いやられ、常に消滅するか蓄積される…
社会の維持に必要な排泄物…

政治は平和や平等のために生まれたのではない…
暴力や富の効率化のために生まれた…
政治は戦争を作り出し、経済は貧困を作り出す…
自由と平等は尊いものかもしれないが…
それらは暴力と富の効率化の中で生まれたものではないのか…
自由は不自由を含み、平等は不平等を含む…
同じ意識のオモテとウラ…
それらは”まやかし”であり現実として投影される…
自然の中にそういう意味の自由平等はない…

社会が維持されるとき、構成員の中にはモラルが育つ…
社会が機能するために構成員の中に埋め込まれるもの…
政治的振る舞いをサポートする働きがある…
モラルは無償ではない…他者に、自分に課すものだ…
モラルは損得にもっともらしい名目（善悪）を与える…
ふだんは無口でも、ときどき大声をあげる…
弱者、敗者、貧者に優しく振る舞うかと思えば、弔いを装い切り捨てる…

ひとつのものが分断される…
失ったものを欲望が取り戻そうとする…
しかし実際は何も欠けていない…

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魔法も財産だ…

うまく生きれているだろうか…