Kiss of the Spider Woman

蜘蛛女のキス(1988)
監督 ヘクトール・バベンコ

惹かれる作品を辿ると…
アーティストや思想家の多くが…
意識してなかったのになぜか…

M.Foucault (-1984 )、M.Puig (-1990 )、D.Jarman (-1994 )がエイズで亡くなっている…
D.Jarman のコテージ存続活動のさなか、新型コロナが世界中を席巻することになった…
Y.N.Harari の発言は今回のパンデミックでも注目されている…

LGBTに対する偏見の中で育った…
正直いって馬鹿にしていた部分もある…
まだ完全に拭切れていないと思う…
ただ、肉食から菜食に変わって何かが大きく揺さぶられた…

種がどうやって受け継がれるかという科学的見地に立てば…
おそらく同性愛は病的なものとして扱われる…
そういう理解は決しておかしな話ではない…
ただ、その種が滅びるわけではない…
動物の世界にも同性の求愛はある…

例えば宗教もおかしな世界だ…
ただそれは辿るべき過程のようにも思える…
これからも何らかの役割を担うのかもしれない…
あるいは消えることもあるかもしれない…
国家も同じようなものだ…
お金社会も…
技術の進歩も…
それらは中心に君臨しているもの…
異性愛や肉食と重なる…

役割に変化が現れる…
意味が変わっていく…
その過程で抵抗にならざるを得ないものもある…
犠牲になるもの…