動植物の世界において、競争を勝ち抜く行為は、競争欲とか勝利への欲望があるからではない…
生きるために或いは何かを獲得するために別の何かを犠牲にしているということだろう…
人の社会もベースは同じ…
競争は不都合から生じる…
人の競争心は外部の出来事を契機として内部に生まれ育つものではないか…
競争心の始まりは常に後手であり、元から人に備わる自明のものとは考えにくい…
確かに欲を生み出す源泉は内にあるのだろうけど、人は生まれてすぐ社会に収容される…
欲望(生得的欲求ではなく)とは文明社会とともに人の中に現れた比較的新しい動力だろう…
競争心は社会に依って生まれ、その社会を肯定し支える…
動物にそれらがあるだろうか…
彼らはただ生きている…
水のなかの水のように…
自然界に同様の競争は存在しない…
私たちサピエンスは競争ではなく互助で生き抜いた…
生態ピラミッドは異種間の関係を示している…
同種が争う構造を示しているわけではない…
自然界には食べ物も存在しない…
食べる行為が食べ物を作っている…
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