RUNNING

走ることについて僕が語ること

健康なジョギングではなくギリギリの走り
適度ではなく限界の
安全ではなく怪我と隣り合わせの

わざわざ苦しんで達成を楽しむ馬鹿馬鹿しさ
動力はもっと深い部分にあるんじゃないか…

健康のため体力を維持するため達成感を得るため
いずれにしろそれらは後付けに過ぎない
思考はそこに落ち着こうとするのだけど
有用性の世界とはそういうもの

おそらく逃げることのできない事物化、分節化という世界からの擬似的逃避
クリアな自然な状態の希求解放リセット
有用性の放棄であり「何のために」の放棄

現代的蕩尽と言うべきか

いずれにしろ産業化すれば、ブランドなどで彩られ、結局は有用性に取り込まれる
それでもランニングにはまだ聖域が残されている気がする
バタイユ風に言えば至高性