◼️Q11 – 「人道的」に育てられた動物ならどう?
確かに死までの時間だけを切り取って考えれば許されるかのように思えてくる…
死んだ後は痛みも苦しみも無いのだし…
もし家族同様に育てて、問題にならない量の僅かな乳や卵をいただくだけならいい…
もちろん寿命まで一生面倒を見る…ペットと同じ…
「マトリックス」でネオは最初培養液の中で生きていた…
コンピューターが作り出す仮想世界で何の問題もなく生きていた…
しかし生命エネルギーが枯れたら捨てられていたのだろう…
人道的に育てられる動物と似てないだろうか…
マトリックス内の人間が受けているのは虐待だが本人たちはそれを知らない…
痛みも苦しみもなく、普通に生きている…
人道的に育った牛もストレスのない生活で健康に育つ…
そこでは命を一気に奪おうが搾り取ろうが違いはない…
生の数は犠牲の数…
問題はいつも被害者ではなく加害者の方にある…
愛情を込めて育てるという言葉も聞くが意味がわからない…
愛情を注いだらそもそも殺せないだろう…
もし注いでいるのなら、それは自分への慰めではないのか…
◼️Q12 – みんなが菜食人になったら、農場の動物たちはいなくなっちゃうんじゃない?
消費することで繁栄している生…
私たちも与えられた社会でしか生きられなくなっている…
そこで居場所を失うということは…
畜産動物は不自然な動物…
人間社会の中で人間とともにある人工的な生…
人が一方的に不要と決めれば多くは消えゆく運命かもしれない…
人間と共生している野良猫やカラスや腸内細菌とは違う…
仮に畜産業が廃れ、不要になったら…
計画的に徐々に減らして最期まで面倒を見るべきだろう…
個体数をゼロにすべきなのかは分からない…
自立、共生の道があるならそれがいい…