2018 /3
マネタリーベース 487 兆円(現金 108 兆円 日銀当座 378 兆円)
マネーストックM1 741 兆円(現金 99 兆円 預金 642 兆円)
世の中のお金を金融機関と政府以外のお金とするなら、その総和は個人と企業の預金と現金の総和になる…マネーストック…
お金はどこにあるのか…数値は紙幣や電子データの中に在る…それを評価する装置は人間の中にある…
金融機関に預けられたお金は「現金」という電子データになる(おそらく実物の紙幣等は金庫内で準備金として保管され、還収の際は「現金」が減り日銀預金が増えるのだろう)…「現金」は一部が準備預金制度によって日銀当座預金枠として鍵が掛けられ、それ以外が国債を買うなり貸付けるなり銀行の自由となる…預金者の預金はそのまま…金融機関内は等価交換と考えていいし、現金の預入れや引出しでもお金の総額は変わらない…しかし「貸付」によって世の中のお金の総額が増える…コピーされる…信用創造…準備預金制度がないと無限に創造できるが、準備率が10%なら10倍、1%なら100倍がリミットとなる…1行でも可能…銀行はほぼリスクなしで貸付ける…返済されれば膨れた分が減るだけ…金利分は銀行の利益…その利益は世の中の純資産が削られたもの…
金融機関が使う預金が日銀当座預金…準備預金の役割だけではなく、現金の預入れ(還収)や引出し(発行)も行う…その際、日銀当座預金残高だけではなく日銀券発行残高も変動する…日銀当座預金と日銀券発行残高の合計はマネタリーベースと呼ばれる…信用創造を生み出すバロメーターであり、日銀はマネタリーベースをコントロールしている
今後現金が無くなればどうなるか…預入れや引出しが無くなり、発行や還収も無くなる…「預金」という言葉も無くなるのだろう…手元にあるのは現金ではなくスマホなどの端末になる…価値量はすべて電子データ化され履歴も残される…企業や個人のすべてが記録される…