ある意味物質の総量は変わらない…建物や道路ができても、本やテレビができても、人が産まれたり死んだりしても、それは何かが変化しているだけで、ゼロから生まれたりゼロになることではない…生まれることは変化した結果であり何かが減ったことでもある…
あらゆる変化は自然にとって問題ではない…人間が作り出した人工物でさえ自然の組成であり法則の外にあるわけではない…しかし何かにとって不都合な場合その何かにとっては問題になる…建物や道路や農地やゴミが増える一方、森林が減ることにより、人にとって不都合なことが起こるなら人にとって問題となる…
いまの人間の行為をひとつひとつ見直すことで改善するだろうか…現代社会の構造自体に問題はないだろうか…必要なものが絶えることにつながらないだろうか…どこまでも絶えない欲望によって利益を追求するシステムは本質的に問題を抱えてないだろうか…クリシュナムルティが言うように、外を変えればいいという問題ではないのだろうけど…