人は競争と互助を使い分けている
集合単位と目的によって…
単位が目的を作り、目的が単位を作る…
ある単位において助け合っていても、その単位以外との間で競争している
その単位は一定ではなく目的に応じて変化する
「自分だけ」かもしれないし「人類」かもしれない…
「家族」かもしれないし「同じ国民」かもしれない…
他の動物と比較して人間だけは作れる単位のスケールが大きい…
虚構のおかげ…同種で殺し合うスケールも大きい
「競争」と「相互扶助」はどちらも生き残る方法だろう
それらは同居している…同時に起こっている…複雑に絡み合っている
どういう単位で考えるかで景色が変わってくる
競争は外向きに、相互扶助は内向きに働くものだろう
種という単位で進化を考えるなら…
ダーウィンの「競争」もクロポトキンの「相互扶助」も納得できる
ホモ・サピエンスが生き残ったのは相互扶助のおかげ…
しかしネアンデルタール人やマンモスを絶滅に追いやっている
異種間の相互扶助はあるのだろうか…
絶滅から救うのはありなのか…