ANARCHISM

■ クロポトキン 1842-1921 ロシア

活動家というよりは理論家であった…地理学においても一定の成果をあげるなか、それらを取り込みつつ独自のアナキズム理論を展開…今日のアナキズムはクロポトキンの影響が強い

▶︎アナルシズム(アナキズム)/アナルシスト(アナキスト)
これらの言葉はクロポトキンが最初のようだ…アナルシストは法律を否定する…さらにすべての権威を否定する

▶︎アナルコ・コミュニズム(無政府共産主義)
共産主義という名ではあるが、ここに国は存在しない…コミューンなどの自治による社会…能力に応じて働き、欲望や欲求に応じて受け取る…

▶︎相互扶助論
自然の法則には相互抗争とならび相互扶助があり、進化にとって重要なのは相互扶助の方である…確かに相互扶助ができた種が生き残っている…ダーウィンの競争原理もホッブズの自然状態も間違っている…相互扶助こそ生き残る条件であり自然状態である…相互扶助は自然の倫理であり、動物も植物も等しく持っている本能である…