ANARCHISM

■ プルードン 1809-1865 フランス

奴隷制は殺人…
所有は盗奪…
選挙に民主主義はない…

ソロー、プルードン、アレントが「自由」を口にするとき、それは立ち返るべき自然状態を示唆しているのではないか…

自然権は優先される

自然権とは法律とは無関係に人が等しく持っている権利
自由や平等が代表的な権利だろう
ホッブズもプルードンも自然権を認めている
そこまでは一緒…

そこからの帰結として…
ホッブズは国家の必要性を説く…
逆にプルードンは無政府(アナルシー/アナーキー)を説く…
ソローやガンジーもプルードンと同じだろう

ホッブズは人の自然状態がやがて闘争状態になるとした
だから国家が必要だと…
逆にプルードンは自由と平等が達成されれば社会は自ずと自然の力学の中で構成されていくと考えた…だから国家は必要ないと…

マルクスは共産主義を掲げ、政治革命を唱えた
プルードンは無政府を掲げ、下からの革命を唱えた
ソローは無政府を掲げ、不服従を示した
プルードンにとって政治革命は上層部が入れ替わるだけの真の革命とは言えないものだった…

国家なき社会とは…連合の原理…
中央集権的な組織はない…それぞれの自治体が自主的に決めていく…
国よりも州や県、州や県より郡や市、郡や市よりも街や村…より小さな社会に権限を与える…ガンジーの発想はここに起源があるのか…