国家そのものが暴力であり、魂のない機械…ガンジーは軍隊を解散し、警察すら設けない組織を描いていた…主権は村にあり、中央機関には「ガイド、相談、監視」の機能しかない…「国家」とは本質的に暴力を備えた組織であり、目指すべきは「国家」とは違う政治形態…
もし日本の第9条を忠実に実現できる組織があるとするなら、それはガンジーの憲法案に示されているのかもしれない
ネルーとガンジーはお互いに理解を得ようとしていたが、多くの村を基準とする考えのガンジーに対し、ネルーは中央政府の信奉者であった…やがてヒンドゥー教とイスラム教の対立が明確になると、国家による鎮圧が行われ…それは「正当な暴力」であるかのように見えたが…ガンジーは現地へ赴き、説得と断食により暴動を鎮めようとする…国家による鎮圧が無意味であることを示そうと身を以てその思想を体現した…そしてガンジーは書きあげた憲法草案を手に国民会議へ…しかし奇しくもその日が命日となる…
インド独立の中心にいたのはガンジーであり、誰もがガンジーに相談し助言を求めた…しかしガンジーの提案や要求は国家の意向と相容れないものも多く、その存在を疑問に思う者は少なくなかった…暗殺者ゴドゥセは国のために暗殺したと証言している…
ガンジーの葬儀は軍部が担当したらしい…そして現在、インドは核保有国である…