信用創造とは金融機関に許されている貨幣を生み出す機能のこと
作られたお金は負債として一時的にお金の総和を増やす…返済されたらゼロに戻る…金融以外のクレジット決済(売掛-買掛)などでも信用創造は行われているとする人もいるが、ここでは金融だけに限定して考えてみる…以下現時点の理解…金利はとりあえず無視する…
企業/個人なら現金であれ預金であれ資産を削って貸す
しかし銀行の貸付は現金渡しと預金入力で全く違ってくる
現金の場合は企業/個人と同じで資産を削ることになる
しかし預金の場合、資産を増やして貸すことになる
銀行のバランスシート現金10=預金10でスタートすると…
現金の場合 貸付2+現金8=預金10(全体12)
預金の場合 貸付2+預金2+現金8=預金12(全体12)
となる…預金の場合を信用創造と呼ぶかというと…とりあえず現金の場合より増えてはいる…ただし返済されなくとも引き出すだけで現金の場合と同じになる…同じ出来事の違う姿なのだろう…注目は資産10をキープしながら、貸付け2を受け取った取引先があるということ…この2で全体は一時的に増加する…返済されれば増額はゼロになる
ひとつの銀行だけで考えてみると…
先ずA銀行が或る企業から1000の現金を預かり、準備預金100以外すべてを別社に貸付ける
A銀 準100+貸付900=預金1000(全体1900)
資産の1000は変わらないが、900が貸付けられている
全体のマネーストックは1900になる
ひとつの銀行だと、1000の預金からは1900が限界になる
複数の銀行の場合どうなるか…
ウィキペディア等でも例として挙げられているのが、銀行からの融資を数社がはしごするように別々に借り入れるというもの…
上記と同じようにスタートすると…
A銀 準100+貸付900=預金1000(全体1900)
借りた900をB銀に預けて、B銀は別社にリミットを貸付ける
B銀 準90+貸付810=預金900(全体2710)
借りた810をC銀に預けて、C銀は別社にリミットを貸付ける
C銀 準81+貸付729=預金810(全体3439)
1000という資源から3439になっている
複数の銀行を使う例もあるが、基本的には1行でも増やせる…そして結局、創造とはいえ一時的に膨れているだけであり、すべてが返済されればしぼむ…ただ、世の中は常にこの一時的な動的状態にあるのであって、増額がゼロになるということは市場が停止することを意味するのかもしれない…つまり世の中は誰かの負債で動いている…