Arendt

Interview

「何が残った? 母語が残った」『アーレント政治思想集成』収録
ギュンター・ガウスによるTVインタビュー
アレントの思考の変遷が語られている
中山元氏によると4つの重要な問いの提示があるという

▪️国民のナチスへの支持?
アレントは国外への逃亡/亡命の理由を、ナチスの政権獲得ではなく、友人たちのナチス支持にあるとしている…なぜ一夜にしてそれまでの道徳心を捨て、本気でヒトラーを信奉するようになったのか…
ナチスは均制化(グライヒシャルトゥング)と呼ばれる政策を掲げていた…中央政権への権力集中化…

▪️孤立が発生する理由?
全体主義による「共有する世界」の破壊とそれに伴う人々の「孤立」…人々は他者との精神的結びつきを絶たれる…「孤立」はファシズム再発の可能性を秘めている…しかしその「孤立」は資本主義社会においても顕著になってきている…労働と消費に埋もれてしまい「孤立」しまっている…

▪️アイヒマンの罪とは何か?
アレントはアイヒマンは極悪人でもなく、狂信者でもなく、平凡なドイツ人だったと指摘…凡庸な悪…アレントは同じユダヤ人から激しい非難を浴びることになる…

▪️「悪」は防げるのか?
普通の人々が犯した凡庸な悪と裏切り…このような悪がどうして生まれるのか…道徳の問題を原理的に解明する必要がある…