うちの猫の場合、
エリアに侵入する猫は完全敵視だが、人は漏れなくウェルカムだ
デリダによると歓待とは無条件の歓待らしく、名前も聞かないことらしい
珍しく「本来」的な定義から始めてる…
純粋/自然/本来を警戒するタイプかと思いきや…
現実的には無理だろう…むしろ歓待される方は条件付の方が助かるのではないか…ルールの中に入れてもらった方が楽だろう
歴史的には無条件歓待もあったらしいが、主客の構図を堅持するためじゃないだろうか…
鎖国や髙い壁の建設の方が自然な気がする…
宇宙人が来たら…
デリダは無条件歓待と合わせて「不可能性」と「倒錯」も提示し、異質な両者が連動する非決定性のことを「歓待のアポリア」と呼ぶ…その非決定性の場において迎え入れが可能となり、既存のルールではなく新しいルールが発明される…法=権利による歓待が腐敗することなく機能するためには、無条件歓待の介入が常に必要になる…「不可能性」とは文字どおり無条件歓待の不可能性のことで、「倒錯」とは主客の逆転(「テオレマ」のような事態だろう)もしくは非決定性や、テクノロジーの発展に伴う公私空間の崩壊など…
うちの猫は無条件歓待といえる
おかげで「テオレマ」状態だ
いなくなったら確実にロスだろう