<器官なき身体>
「壊れた本能」とは岸田秀氏の言葉だが、ほんとの意味は知らない…
しっくりくるので勝手に使ってる…
人間は非有機的な傾向を持っている
人間はどうすれば生きていけるのか知らない
必要なことも必要な分量も分からない
法や倫理や常識や普通などがなくては集団も維持できない
しかしこの傾向は道具や言葉の発明に繋がっているのかもしれない
そして動物や植物の世界とは別次元のスピードを持つ歴史を形成した…
その歴史がいいのか悪いのかはまた別の話として…
「壊れた本能」は「器官なき身体」と言い換えられないだろうか
すでに意味が壊れている…
元々アルトーの分裂症的な言葉…
「器官」を持たない「身体」とは想像しがたい不自然な事態だ
ただ、卵にも例えられるように、これから何かを生成する潜在性の塊でもあるという
それらを含みつつそれらによって作られた人間の歴史と現在において
それらだけを抽出して考えることは難しい
すでに複雑化し過ぎてる
ただそれらは常に寄り添ってる
そして新たな何かを常に生産し続けている
常に未発達の生
何かにつなぐことのできない生
…そんな風に見える